産業用スイッチを選択する要素1:信頼性
工業現場環境において、信頼性は極めて重要である。製品の信頼性に関係する要素は主に:設備ハードウェアの作業環境に対する耐性:例えば、作業温度範囲、EMC電磁互換性、雷防止等級、設置と電力供給方式、ファンなし設計、冗長方式、故障診断と回復能力など。製品のパラメータ記述には、動作温度範囲、電磁防護、防雷レベルに関する詳細な記述が必要である。
産業用スイッチを選択するための要素2:リアルタイム性
ネットワークデータ転送には一定の遅延が生じるため、産業用イーサネットスイッチを選択するには、データフレーム転送中のポートの遅延についてスイッチを考慮する必要があります。標準的なプラント自動制御システムでは、システムが許容できる応答時間は10ミリ秒を超えない。したがって、スイッチを選択する際には、スイッチポートの遅延は10マイクロ秒を超えてはならないことに注意してください。
産業用スイッチを選択する要素3:互換性
産業用イーサネットスイッチおよびその他の産業用イーサネットのコンポーネントは、標準的なTCP/IPプロトコルを使用して通信可能である必要があります。いずれの場合も、産業用イーサネットデバイスと商用イーサネットデバイスとの間に互換性のない問題は存在しないでください。異なる産業用フィールドバスソリューションに対応するために、産業用イーサネットデバイスは対応する能力と互換性を持つ必要があります。